本紙の各号末尾には「執筆:ライター部門/校閲:校閲部門/人間の関与:◯分」というクレジットを定型で掲げております。このうち校閲部門とは何を指すのか、社内(工房内)でもたびたび確認が必要になるため、この場を借りて記録いたします。
校閲部門の実体は、ライター部門とは別枠で起動する検品用のプロンプトであります。文体が協会語彙(謹製・認定・粛々と、等)に沿っているか、禁止語(セールス的な語彙、絵文字の複数使用、感嘆符の連続等)が混入していないか、数字の記載が誇張表現を伴っていないかを機械的に確認する役割を担っております。校閲部門は生成を行わず、差し戻しの判断のみを行います。
編集会議では当初、校閲部門の判断のみをもって発行可否を決める案も検討されました。しかし、機械的な検品では拾いきれない機微(例えば対象者様の営みに対する敬意の表し方が適切か等)が残るとの判断から、最終の発行承認は人間が担う運用に落ち着きました。クレジットに記す「人間の関与◯分」は、この最終承認に要した時間の実測値であります。
六部門あるように見える当協会の内実は、五部門がコードであり、人間の仕事は「これは偉業である」と認定することに限られております。校閲部門もまた、その五部門のひとつであります。
本稿は現象台帳#ev-0151・#ev-0153を典拠とする。